甲子園交流試合　

　～ああ　栄冠は　君に輝く～

新型コロナウイルスの影響で、春のセンバツ大会に引き続き、夏の風物詩でもある全国高校野球大会が中止となりました。

各都道府県では、今までひたむきに白球を追いかけてきた彼らの熱い思いに応えるべく、自治体ごとの特別大会を開催しました。

たとえ県大会で優勝したとしても、甲子園には出られません。

それでも、今まで青春を丸ごとかけて打ち込んできた野球ができるのです。

大きな喜びと、再び目標を見出した高校生の生き生きした目を見ることができました。

また、中止になった春のセンバツに出場予定だった各校による「交流試合」が、あこがれの甲子園という舞台で繰り広げられています。

勝手も負けてもたった1試合だけ。

それでも渾身の力で投げ、打ち、走る彼らの姿に見入ってしまいます。

アルプススタンドの大応援団はいませんが、選手の関係者たちが、彼らの姿を目に焼き付けていました。

いままでにない、これから先にもない大会になってしまいましたが、彼らにとっては最高の舞台だったと思います。

彼らの「野球人生」は今日で終わりなのかもしれません。

でも野球から学んだ彼らの「新しい人生」が今日からスタートします。

「ああ　栄冠は　君に輝く」